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天然酵母のゆくえ9ーー3月12日真夜中号のはずだった号

2005.03.13 Sunday 10:29
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    From: kawauso215@xp.oops.jp
    Subject: 天然酵母のゆくえ9ーー3月12日真夜中号のはずだった号
    Date: 2005年3月13日 10:29:51:JST
    To: kawauso215@xp.oops.jp

    大変ご無沙汰している間にすっかり季節は冬から春へ。
    その間もうほんとにいろいろなアクシデントにみまわれてトホホだったのですが
    今月の三日桃の節句にこっそり一周年を迎えたcafe tojo(カフェ・トホ)からお送りしております。

    メキシコ製のFENDERの真っ赤なベースを15000円で買ってしまった後、70年代のギターYAMAHAのSGをはたまた格安で手に入れて「ああ、POLICEってレゲエだったのね。」 と”WALKING ON THE MOON"を弾き語るべくコピーにいそしむカワウソ本舗大黒柱よっちゃんです。こんにちは。
    ”WALKING ON THE MOON"のイントロでチッチキチッチキ、ドラムがなると両手をあげてシェイカーを振るしぐさをしながら身体を揺らす桃花をみて「そんなPOLICEの聞き方があったのね。」と認識を改めたカワウソ通信発行人モニカです。こんにちは。

    一年早かったです。
    六代目天然酵母小野田さんも昨年の6月にパンになり始めてはや10か月。
    安定したパンが焼けるようになりました。
    只今小野田さんでは群馬の地粉を使ったカンパーニュ、くるみとレーズンのパン、ライ麦粉を7割使ったライ麦7(セブン)を定番で焼いています。どれも糖分と油分の入らない、小野田さんと粉を味わうパンです。
    が、子供やお年寄りにはちょっとハードすぎるパンばかりでしたので、
    安定してきた小野田さんで菓子パンにチャレンジしました。
    じゃじゃじゃじゃーーーーーーーんんん!!
    きなこシナモンロールです。
    国産の小麦粉に発酵バターとキビ砂糖が入ったリッチな生地に黒糖ときなことシナモンとレーズンを巻きました。
    これがイケてます。外側はカリッと中はもっちりです。
    また焼いてるときの香りのいいこと。よだれだらだらです。
    今週は南部小麦という岩手の地粉を使って焼いています。
    只今1個300円で絶賛発売中です。焼き立てをお出ししていますので、15分程余裕を持ってご注文くださいませませ。

    さてさて。この冬有機のりんごをたくさん仕入れました。
    りんごって無農薬で作るのは難しいらしいんです。全然知らなかった。
    普通に20回も農薬かけるんですって。ありゃりゃ。
    甘味が強くて虫がつきやすいからだそうですが、ちょっとびっくり。

    実はカフェ・トホができる7年くらい前まで裏にりんごの木がありました。
    もともとこの建物は50年前下宿屋のようなアパートとして建てられたのですが
    そこの住人が窓から食べた果物の種を捨てるので庭(というか脇の土というか)には
    なんだかわからない木がちまちまと生えてきていました。
    そのうち立派に太く成長したのにずーっと虫がつき病気の木があって。
    花も咲かない実もつけない。幹も葉もいつも白くなっていて元気がない。
    でも、なぜか背丈は高くなって二階に届くようになって邪魔になってきました。
    30年程前に突然父がこの得体の知れない木の病気を治して元気にしてやろう、と
    せっせと世話を始めました。
    父がこの木は梨かすももかなんかではと見当を付け、
    園芸書とにらめっこしながらああでもない、こうでもないとやっていたのを覚えています。
    実生の木(種から育てた木。大概は挿し木や接ぎ木で増やします。)は弱くて実がなるまでにするのは大変だけれど正体が知りたくなっちゃったんだそうです。
    三年程かけて病気が治って初夏に白い花が咲きました。
    でもあっという間に散ってしまいました。
    はて。花からすると梨のようだなあ。
    翌年また花が咲きました。
    なんだろうねえ。今年はひとつでも実がなるといいねえ。
    ある日ちっちゃな青い実が膨らみはじめているのに気付きました。
    今年はなりそうだよ!やっぱ梨かねえ。
    ところが実が大きくなる前に全部腐って落ちてしまいました。
    う〜ん。
    翌年とてもたくさん花が咲きました。
    しかも実がだんだん大きくなっていきます。
    この大きさはやっぱ梨じゃない?形も梨っぽいよ!
    甘い香りがかすかにするよ!
    涼しい夏でした。
    あれ?なんか赤くなってきてるのがあるよ。え”!これってもしかしてりんごじゃないの?
    にぎりこぶしくらいの実のお尻がほのかに赤らんでいるのです。
    ひとつもいで齧ってみました。
    りんごだ〜〜〜!
    酸味が強くちょっともたもたした感じでしたが全くりんごの味でした。(雑種なので品種は不明。)
    東京で実生の木から食べられるほどのりんごができるなんて。
    そうか。りんごだから実が腐っちゃったんだ。暑いからだったんだね。
    (りんごは寒くないと育たない。そして寒くならないと赤くならない。)
    今年は冷夏だから大きくなったんだ。
    こっそり新聞にものりました。今年の東京は寒くてりんごが採れた!って(笑)。
    新聞社の人が写真を撮りに来たけど紙面の都合で記事だけでしたけども。
    (写真が見たい人はご来店の際に一声かけて下さいな。)
    それから木が力を取り戻したのか暑い夏は実が小さかったり腐ったりしながらも、
    毎年実をつけるようになりました。
    それが七年程前私の知らぬ間に、父が充分手をかけてやれないからと突然伐り倒してしまいました。
    父の具合が悪くなり始めた頃でした。
    ああ、残念。
    あのりんごは本当に受け継ぎたかった。
    木を育てながら酵母をとってパンにして。実はケーキにも使って。
    なんて夢のような日々が送れたかもしれなかったのに。

    と、前置きが長すぎましたね。
    で。有機のりんごなんですけども。
    よっちゃんの長野に住む友人に面(ツラ)が悪くて出荷できないようなやつでよいので手に入れたいと切望しておりましたところ、木箱に山盛り一杯。うふふ。
    実は、小野田さんが安定してきたので新たな酵母を育てよう思いまして。
    有機の果実が手に入ったらそれを元に作ってみたいと。
    そしてついにその時がやってきました。
    有機のりんごとはちみつをスプーン一杯とお水を保存瓶につめて暖かいところで発酵させます。
    新しい酵母の名は”キりん”さんです。七代目です。
    キではじまるりんごの酵母なので。単純に。
    みなさんオの次はカでは?とお思いでしょうが思い出して下さい。
    六代目天然酵母”かあさん”はパンになる前にご臨終になりました。(天然酵母のゆくえ6参照)
    というわけで七代目天然酵母は”キりん”さんです。乞うご期待!
    というはずだったんですけども。
    ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
    私が悪かったんです。全て私のせいです。
    ああ。馬鹿だった。エキスだけでもさっさと絞ればよかった。
    ああ”〜〜〜〜〜〜。
    ああ”〜〜〜〜〜〜。
    ........。


    メールが長すぎると文字数制限のある方が読めなくなるのでここらでいったん切りまして、
    続けてもう一号お送りいたします。
    本日は二号にわけてお送りします。

    で。今日3月13日なんですけども。
    都合によりまして17時で閉店させていただきます。
    お出かけの方お気を付け下さい。
    近所に”プクムク”というラブリーなパン屋さんがあるんですけども。
    『子供におつかいに行かせたいパン屋ベスト・ワン!』ってかんじなのです。
    そこのお店では店主のサトル氏がやっているバンド”ザ・スポン”とソロの弾き語りバージョンの二枚のCDが売られているのですが、ずっとずっと気になっていてこの間ついに買ってしまいました。
    すげえいいです。パンクです。もう大ファンです。
    桃花も踊ります。
    で。下北沢ロフトで19時からCD発売記念ライブがあるとゆうので!
    桃花を連れて行って参ります。
    ”プクムク”についてはまた別の機会にゆっくりお話しますね。

    ではまた!のちほど。
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